• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

3次元形状データの多目的な活用を促進するためのデータ操作手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20700075
研究機関筑波大学

研究代表者

三谷 純  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (40392138)

キーワードCG / 3Dモデル / 形状処理
研究概要

近年のインターネットの普及と3DCG技術の進歩により、仮想空間に存在する3D形状データは膨大な数にのぼるようになった。それらはディスプレイに表示することを主な目的としているが、これをものづくりに活用できれば、既存のデータの有効活用を図ることができると考えられる。しかし、元のデータそのままでは実世界で使用できるものにできない場合が多い。そこで、本研究では3DCGデータを、実際にものとして実現できる形状データへ変換する処理を、プログラムで実現するための研究を行っている。本年は、インターネット上に存在する3Dデータの収集および、市販されているデータライブラリなどから3Dデータを読み込み、処理するための基本機能の開発を行った。また、読み込んだ3Dデータを位相情報を持たない三角形の集合として扱うこととし、それらを元に3次元ボクセルデータに変換する機能を実装した。形状データを一度ボクセルデータに変換することで、微小な凹凸、穴や隙間を除去することが容易になる。ボクセルデータの妥当な処理工程は、まだ研究開発段階であるが、大規模では無いデータに対して、微小な凹凸、および面と面の交差などの問題を解消できることを確認した。今後は、このようにして形状修正を施したボクセルデータを、実際にものづくりが可能な形式のデータに変換する必要がある。最初の試みとして、紙や板などの素材で作ることを想定した、ポリゴンモデルへの変換機能の実装に着手した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 実世界指向の3D形状データ変換手法の提案2009

    • 著者名/発表者名
      土肥雅志, 三谷純, 福井幸男, 西原清一
    • 学会等名
      第71回情報処理学会全国大会
    • 発表場所
      草津
    • 年月日
      2009-03-10

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi