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2010 年度 実績報告書

3次元形状データの多目的な活用を促進するためのデータ操作手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20700075
研究機関筑波大学

研究代表者

三谷 純  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (40392138)

キーワードCG / 3Dモデル / 形状処理
研究概要

3DCGソフトウェアや3DCADソフトウェアの進歩と普及により、コンピュータを用いた形状設計が容易になったことで、数多くの3D形状データが作り出されている。3DCGソフトウェアで作られる形状の多くは、ディスプレイに表示することを主な目的としている。これをものづくりに活用できれば、既存の資産の有効活用を図ることができると考えられる。しかしながら、3DCGソフトウェアで作りだされた形は、そのままでは実世界のものづくりに使用できない場合が多い。たとえば、構成部品が互いに干渉するなどの幾何的な問題や、表面が閉じていないなどの位相的な問題が含まれる。本年度は新しい3DCGソフトウェアをいくつか開発し、画面を見ながら設計した形を実際にものづくりに活用するための研究を行った。具体例として、建築物の形状設計を行うソフトウェアに対して、スチレンボードで模型を作るための展開図を出力する機能を付加することで、従来の3DCG技術を用いたウォークスルーによる外観確認だけでなく、実際に模型を手にとって、その構造を容易に把握できるようになった。また、1枚の紙を折るだけで作れる形に着目し、その幾何的な制約を満たす形状を設計可能とするシステムの開発を行った。1枚の紙を切らずに作れる形状は可展面に限られるため、可展面の集合で形状を表現する必要がある。可展面は円錐面、円柱面、接線曲面に限られるため、一般には任意の形状を表現することができない。そこで、対象とする形状を限定し、必要な箇所に折り込みを入れることで、曲面を持った形状なども1枚の紙であつかえるようになった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (7件)

  • [学会発表] CGによる複数の紙が折り重なった状態の表現手法2011

    • 著者名/発表者名
      富士岡佑哉
    • 学会等名
      情報処理学会第73回全国大会
    • 発表場所
      東京工業大学 東京都
    • 年月日
      2011-03-02
  • [学会発表] スフェリコンをベースとした等高重心立体の形状デザインシステム2011

    • 著者名/発表者名
      廣瀬真輝
    • 学会等名
      情報処理学会第73回全国大会
    • 発表場所
      東京工業大学 東京都
    • 年月日
      2011-03-02
  • [学会発表] 「畳織り」金網のろ過性能算出ツールの提案2011

    • 著者名/発表者名
      小林嵩史
    • 学会等名
      情報処理学会第73回全国大会
    • 発表場所
      東京工業大学 東京都
    • 年月日
      2011-03-02
  • [学会発表] 軸対称な立体折紙による平面充填2010

    • 著者名/発表者名
      三谷純
    • 学会等名
      日本図学会秋季大会
    • 発表場所
      東京電機大学 東京都
    • 年月日
      2010-11-27
  • [学会発表] 折り紙形状の自動生成と検索システム2010

    • 著者名/発表者名
      鶴田直也
    • 学会等名
      日本図学会秋季大会
    • 発表場所
      東京電機大学 東京都
    • 年月日
      2010-11-27
  • [学会発表] 間取り作成アプリケーションからのスチレンボード建築模型用展開図の自動生成2010

    • 著者名/発表者名
      土肥雅志
    • 学会等名
      日本図学会秋季大会
    • 発表場所
      東京電機大学 東京都
    • 年月日
      2010-11-27
  • [学会発表] 立体折紙のタイリング技法2010

    • 著者名/発表者名
      三谷純
    • 学会等名
      日本応用数理学会2010年度年会
    • 発表場所
      明治大学 東京都
    • 年月日
      2010-09-06

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公開日: 2012-07-19  

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