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2010 年度 実績報告書

超多眼表示による凸レンズ方式浮遊立体映像ディスプレイに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20700112
研究機関甲南大学

研究代表者

阪本 邦夫  甲南大学, 知能情報学部, 准教授 (80315655)

キーワード立体映像 / コンピュータグラフィックス
研究概要

「超多眼表示」による3次元映像の表示方法を,メガネなし立体映像表示が可能で,観察者の眼の移動にも追従させることのできる凸レンズ方式に適用し,偏光を利用して複数の映像を同時に表示することにより高解像度の立体映像表示を実現可能な凸レンズ方式超多眼立体ディスプレイを開発し,直接手で触れることのできる空中に浮遊する立体映像を提供可能な高臨場感立体映像空間の構築を行う.実在する物体が存在する場合には,レンズの調整に合わせて網膜に投影される映像の一部分に焦点ボケの状態が生じるはずであるから,バーチャルな立体映像を本装置で表示する場合にも,このレンズの調節に合わせて,網膜に投影する映像にボケを与えれば,実在の物体を見ている場合と同じ感覚に陥り,ヒトの脳がリアルかバーチャルな物体かを区別することなく立体映像を見ることができるのではないかというアプローチで高品質の立体表示を疑似的に実現することを目指す.昨年度に引き続き,表示映像に適切なボケを与えることで,実際に眼球が物体を捉えている場合と同様の生理的状態を,仮想の立体映像表示を行っている場合にも再現し,両眼視差,焦点調節ともに矛盾のない立体映像表示を行うことで,長時間使用しても疲労感を伴うことのないバーチャルな立体映像表示を実現する映像技術を確立するため,コンピュータグラフィックスによる適切なボケを有する画像生成を行うとともに,立体映像表示装置の光学系の検討を行い,立体映像表示装置の設計を行った,

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] 360 Degrees All-Around View Displaying Using Viewing Angle Control Technique2010

    • 著者名/発表者名
      Kunio Sakamoto
    • 雑誌名

      Ferroelectrics

      巻: Vol.394 ページ: 40-53

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Glasses-Free 3D Display System Using View Control Film for Stereo Image Separation2010

    • 著者名/発表者名
      Kunio Sakamoto
    • 雑誌名

      Ferroelectrics

      巻: Vol.394 ページ: 54-67

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Dual Layer LC Panels for Polarization Control to Display Invisible 2D Code2010

    • 著者名/発表者名
      Kunio Sakamoto
    • 雑誌名

      Ferroelectrics

      巻: Vol.394 ページ: 68-79

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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