研究課題
若手研究(B)
本研究では、ユーザのポインティングによって動作する光空間通信システムを提案した。このシステムは、実世界に複数設置された光送信器のうち、ユーザがポイントした送信器から発せられた光信号だけを選別して受信することが出来る。本研究で行われた一連の実験では、広く普及している携帯電話を使用してシステムを組み上げ、このシステムが1)ユーザのポイントによって送信器を選定できるだけの十分な空間分解能を持つこと2)音声情報を送信するために十分な速度で変調された光信号を扱う事が出来ることの2つの機能を両立していることが実証された。また、ユーザの眼球を組み込んだシステムも実装し、両者がほぼ同じ性能を持っていることも実証された。
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Virtual and Mixed Reality, LNCS vol.5622
ページ: 70-79