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2008 年度 実績報告書

拡張現実感における注視駆動型情報提示技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20700117
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

竹村 憲太郎  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (30435440)

キーワード拡張現実感 / 視線計測 / アノテーション
研究概要

拡張現実感の利用環境は, ウェアラブルコンピュータのような装着型のシステムやヘッドアップディスプレイなどの非装着型のシステム等がある. そのため, 平成20年度は拡張現実感における注視駆動型情報提示技術を実現するため, 接触, 非接触式の視線計測技術の開発を行った. 非装着型の計測システムの問題としては, これまで計測範囲が狭くユーザの大きな動きに対応することが困難であることが挙げられたが, 本研究では単眼カメラによる顔情報計測システムの技術を発展させ, 計測範囲の拡大を行った. これまで単眼カメラで行っていた計測は, アルゴリズムの拡張によって最大の4台のカメラが利用可能となり, 観測結果の統合によって高速かつ頑健な顔情報計測を実現した. カメラの配置については, 評価実験にて直線や円に沿った配置での動作を確認し, 精度は±3[mm], ±3[deg]程度であることを確認した. これにより非装着型のシステムを用いて, 車内等の大きな動きが想定される状況での利用も可能と考えている. また, 非装着型の視線計測システムとしてはオープンソースソフトウェアであるOpenEyesを用いて視線計測システムを実現した他, ディスプレイ上の注視点に応じて情報を提示するアノテーション機能の実装を行った.
アノテーションの提示方法に関しては, 画像中の領域の複雑さ定義し, 動的な表示を行った. また, 開発した評価システムを用いて提示手法の有効性を確認した. 今後は, 人間の視覚特性を考慮した情報提示手法の提案及び評価を行っていく予定である

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 複数カメラの観測統合による広範囲な顔・視線計測2008

    • 著者名/発表者名
      浅野慧
    • 学会等名
      第7回情報科学技術フォーラム
    • 発表場所
      神奈川
    • 年月日
      2008-09-04

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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