研究課題
1. トポロジー制御アルゴリズムの研究(アルゴリズム設計)トポロジーを保存しながら物体の形状制御するアルゴリズムを考案し、それらを結びつける事で大局的な処理アルゴリズムを実現した。例として、2点間の最短経路を局所アルゴリズムのみで離散空間上で再現する問題を目的とした。2点間を結ぶ最短距離線図形の生成において、局所領域は、0度、45度、90度の線図形しか判別できない。そこで、局所処理おける目的とする線分要素について考察した。線分要素を探す問題は、2点間の中点を繰り返し求める問題に帰着させた。具体的には、2点から平行四辺形を生成した後、骨格図形を形成する。その中点は、2点からの膨張図形の当り判定で、見つけて、これを繰り返す事で、局所角度に依存しない最短距離線図形を生成するアルゴリズムを考案した。セルオートマトンシミュレータにより、動作の実証を行った。2. センサ・セルオートマトン複合LSIの研究(システムLSI設計)トポロジー制御は、高速画像処理システムとの相性が良い。そこで、上記アルゴリズムをHW化し、イメージセンサのデータ処理を行う回路構成を検討した。上記LSIでは、セルオートマトン用の相互作用ルールが複数必要となるため制御が複雑になる。そこで、複数の状態変数を持ちながら、周囲の状態をテンプレートとしてその一致度を並列実行できるアーキテクチャを考案し、FPGA実装の前段階として、設計記述言語シミュレーション・デバイスレベルシミュレーションで回路動作を実証した。
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Journal of Signal Processing (in press)
INTERNATIONAL JOURNAL OF CIRCUITS, SYSTEMS and SIGNAL PROCESSING Issue 3, Vol.2
ページ: 219-228
Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers vol.62, No.3
ページ: 376-383
Journal of Signal Processing Vol.12, No.1
ページ: 45-53