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2008 年度 実績報告書

マッピングによる科学技術知識の構造化-可視化 : ナノテクノロジーへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 20700145
研究機関文部科学省科学技術政策研究所

研究代表者

伊神 正貫  文部科学省科学技術政策研究所, 科学技術基盤調査研究室, 主任研究官 (70371002)

キーワード計量書誌学 / 特許出願 / ナノテクノロジー / マッピング
研究概要

平成20年度は特許データベースの構築を行った。もとデータとして、欧州特許庁で開発されたWorldwide Statistical Patent Database(PATSTAT)を用いた。PATSTATは世界80特許機関に出願された6,000万件以上の特許出願もしくは特許を網羅したデータベースであり、出願人や発明者の情報、特許出願のタイトルや概要、国際特許分類、引用情報などが収録されている。このデータベースから、日本特許庁、米国特許商標庁、欧州特許庁への特許出願情報を抽出し、本研究のベースとなるSQLデータベースを構築した。また、構築されたデータベースからナノテクノロジー特許の抽出を行った。
この作業と並行して、特許出願のマッピングに用いるマッピングおよび可視化プログラムの改良を行った。マッピングプログラムに、分子動力学において大規模システムを計算する際に用いられるオーダーN法のアルゴリズムを実装し、数十万件規模の特許出願についてマッピングが可能なようにした。また、可視化プログラムについても改良を行った。これによってナノテクノロジー内に加えて、他分野への引用情報も含めたマップの作成を行う基盤が整備された。平成21年度は、平成20年度に整備されたデータベース及びプログラムをもとに、ナノテクノロジーを構成する技術群と既存分野で蓄積された知識の関係の構造化・可視化を試みる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Exploration of the evolution of nanotechnology via mapping of patent applications2008

    • 著者名/発表者名
      Masatsura IGAMI
    • 雑誌名

      Scientometrics 77

      ページ: 289-308

    • 査読あり
  • [学会発表] 科学研究の時系列分析を可能とするマッピング手法の開発2008

    • 著者名/発表者名
      伊神正貫、阪彩香、桑原輝隆
    • 学会等名
      研究・技術計画学会 第23回年次学術大会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2008-10-13
  • [学会発表] Science Map 2006-A Japanese experience on the mapping of science2008

    • 著者名/発表者名
      Masatsura IGAMI, Ayaka Saka
    • 学会等名
      10th International Conference on Science and Technology Indicators
    • 発表場所
      ウイーン
    • 年月日
      2008-09-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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