研究概要 |
本研究では,ロボットと人間のより豊かなコミュニケーションを実現するための要素技術を研究し,感性情報処理に基づいた擬人化ロボットの新しい制御手法として,感情認識および感情表現の工学的制御手法を提案する。先行研究において開発したロボットを本研究の基盤ツールとして,本申請研究の期間内に,ロボットを擬人化して,1)ロボットが対話相手の感情を認識し,2)人間と同様に心理的な内部感情が移り変わる機能を持ち,3)発話と表情が整合性に富んでいてかつ自然観を持つ,制御方式を明らかにする。これらの研究を通してロボットの普遍的感情表現と表情表現手法について明らかにする。さらに,ロボットの感情制御を時間的に自律進化させる手法を数理モデル化しソフトウェアとしてロボットに搭載する。
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