地域SNS(Social Networking Service)を活用した地域活性化等の取組みを、ソーシャルキャピタル論、ガバナンス論、ネットワーク科学等の議論を踏まえ位置付けた。多くは、市民活動を活性化する目的で使われており、それはパットナムの議論と合致している。 また「対象地域の広さ」と「オンライン/オフライン志向」という観点から地域SNSを5類型に分類し、目的や運営主体、利用法、今後求められる取組み等を明らかにした。地域社会の多様性や多様な設置目的を踏まえ、地域SNSの活動評価は「現状を把握するための指標」と、それぞれの「設置目的に応じた指標」を組み合わせることが有効である。
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