本研究では、二つの異なるネットワークデータ(タンパク質分子内の残基間ネットワーク・タンパク質間相互作用ネットワーク)に、空間統計学を適用し、タンパク質の生化学的機能・生物学的機能を解明する次の二つの手法を開発した。 手法A:タンパク質の立体構造が一つ与えられた時に、その立体構造とフォールドが同じで、かつ、機能部位の位置が保存されている配列空間の範囲を予測する手法。 手法B:PPIネットワークデータが与えられた時に、アミノ酸配列情報を利用して、ネットワーク内でハブとなっているタンパク質が、デートハブなのかパーティーハブなのかを予測する手法。
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