研究課題
若手研究(B)
動物は生後様々な学習を通してその行動パターンを劇的に変化させる。この現象を理解するためには、その基盤となる神経回路を数多くの神経細胞の中から特定する必要がある。本研究では「半自動条件付け装置の開発」と「一部の神経細胞を遺伝学的に操作するためのエンハンサとラップ系統スクリーニング」を行うことにより、ショウジョウバエ嗅覚学習・記憶形成に働く神経回路を効率的に同定する実験系を確立した。そしてこの系を用いることにより、中期(学習後数時間の)記憶が維持される神経回路の一端を明らかにした。
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Journal of Neuroscience Methods 188(2)
ページ: 95-204