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2010 年度 自己評価報告書

運動学習における記憶の転送と固定化の理論

研究課題

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研究課題/領域番号 20700301
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経科学一般
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

山崎 匡  独立行政法人理化学研究所, 戦略ユニット, 研究員 (40392162)

研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワード小脳 / 運動学習 / 理論 / モデル / シミュレーション
研究概要

小脳が運動制御を司っていることは十分なコンセンサスが得られているが、運動記憶が小脳内のどこに蓄えられるかは議論が分かれている。一つの仮説(伊藤仮説)では小脳皮質の平行線維-プルキンエ細胞シナプスに蓄えられるとし、別の仮説(Miles-Lisberger仮説)では苔状線維-小脳核シナプスに蓄えられるとした。ごく最近、運動記憶は短期的にまず小脳皮質に形成され、学習を継続することでその記憶が徐々に小脳核に転送され、長期的に固定化することがわかってきた。よって「伊藤仮説対Miles-Lisberger仮説」の対決は一応の決着を見そうではあるが、そもそも記憶の転送が行われるメカニズムは全くわかっていない。本研究では、これまで私が構築してきた小脳モデルを元にして、記憶の皮質から核への転送メカニズムと核での固定化のメカニズムを理論的に考察する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] A Role of Constraint in Cerebellar Learning and Memory Transfer.2009

    • 著者名/発表者名
      Tadashi Yamazaki, Soichi Nagao.
    • 学会等名
      Program No.367.7 2009 Neuroscience Meeting Planner.Chicago,IL : Society for Neuroscience,2009.
    • 発表場所
      Online.Chicago,IL
    • 年月日
      20091017-20091021
  • [学会発表] 小脳運動学習と記憶の転送における制約条件の役割2009

    • 著者名/発表者名
      山崎匡, 永雄総一
    • 学会等名
      日本神経回路学会全国大会(JNNS2009)
    • 発表場所
      東北大学,仙台
    • 年月日
      20090924-20090926
  • [学会発表] A computational model of the cerebellum for motor memory transfer2008

    • 著者名/発表者名
      Tadashi Yamazaki, Soichi Nagao
    • 学会等名
      38th Annual Meeting of the Society for Neuroscience
    • 発表場所
      Washington DC.
    • 年月日
      20081115-20091119
  • [学会発表] 記憶の転送を行う小脳のスパイキングネットワークモデル2008

    • 著者名/発表者名
      山崎匡, 永雄総一
    • 学会等名
      日本神経回路学会全国大会(JNNS2008)
    • 発表場所
      産総研,つくば
    • 年月日
      20080924-20080926

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公開日: 2012-03-09   更新日: 2016-04-21  

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