大脳皮質錐体細胞サブタイプの樹状突起上シナプスマップ

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20700320
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 神経解剖学・神経病理学
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 重松 直樹 熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 助教 (30469613)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 神経微細形態学 / 大脳皮質 / 共焦点レーザー顕微鏡 / 非錐体細胞 / 錐体細胞 / 電子顕微鏡

研究概要

大脳皮質内の抑制性の介在ニューロンと、興奮性の錐体細胞に対する皮質‐皮質間、視床‐皮質間の興奮性入力パターンについて、免疫組織化学的手法を用いた解析を行った。その結果、神経細胞によって異なる興奮性の入力パターンが存在することが明らかとなった。このことは、大脳皮質の神経細胞が、細胞特有の興奮性制御を受けていることを示唆するものである。

研究成果

• [雑誌論文] Selective Coexpression of Multiple Chemical Markers Defines Discrete Populations of Neocortical GABAergic Neurons (2011)
  • 著者名/発表者名: Yoshiyuki Kubota, Naoki Shigematsu, Fuyuki Karube, Akio Sekigawa, Satoko Kato, Noboru Yamaguchi, Yasuharu Hirai, Mieko Morishima, Yasuo Kawaguchi
  • 雑誌名: Cerebral Cortex (オンライン版公開)
  • 査読あり
• [学会発表] Distribution patterns of cortico-cortical and thalamo-cortical inputs to parvalbumin-expressing GABAergic neurons in rat frontal cortex (2010)
  • 著者名/発表者名: Naoki Shigematsu, Yoshiyuki Kubota, Yasuo Kawaguchi
  • 学会等名: 北米神経科学会(Neuroscience2010)
  • 発表場所: 米国サンディエゴ サンディエゴ・コンベンションセンター
  • 年月日: 2010-11-16
• [学会発表] Distribution patterns of pyramidal and thalamocortical inputs to the parvalbumin-expressing GABAergic neurons in rat frontal cortex (2009)
  • 著者名/発表者名: Naoki Shigematsu, Yoshiyuki Kubota, Yasuo Kawaguchi
  • 学会等名: 第32回日本神経科学大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2009-09-17