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2008 年度 実績報告書

弾性線維形成不全マウスを用いた加齢進行性疾患発症のメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 20700365
研究機関鳥取大学

研究代表者

大林 徹也  鳥取大学, 生命機能研究支援センター, 准教授 (80348804)

キーワード弾性線維 / 遺伝子改変動物 / 個体老化 / 動脈硬化 / 肺気腫 / 皮膚の弛緩 / 人工染色体
研究概要

すべてのDANCE蛋白質が切断型の場合、関連疾患が早期に発症するのか?
この問題を解決するために、切断DANCE蛋白質のみが発現するように変異を導入したノックインマウス(ΔNDマウス. DANCE. knock-in)を繁殖し実験を行った。作製した切断型DANCEノックインマウスの皮膚はたるんでおり、大動脈の弾性線維の形成は不良であった。生理学的に大動脈の弾性を評価すると弾性は低下していた。これらの表現型は、DANCE欠損マウスの表現型とは類似しているが完全には一致していなかった。これらの結果から、切断型DANCEは全長型ほどではないが弾性線維の形成になにか役割を持つことも考えられる。これらの結果から切断DANCE蛋白質が加齢進行性疾患に関与している可能性が示唆できた。
人工染色体導入マウス作製に関する基盤技術の開発
本研究ではトランスクロモソミックマウスを用いた研究を計画している。鳥取大学で開発されたトランスクロモソミックマウスは染色体工学と発生工学の融合によって開発したまったく新しい技術より作製した遺伝子改変マウスであり、従来の遺伝子改変マウスの問題点を克服できる。トランスクロモソミックマウス作製技術の有用性と汎用性をより向上させ、本研究に用いるマウスを作製する研究を行った。その結果、実験動物のマウスとして最も利用されているC57B6マウス系統由来のES細胞から遺伝子改変マウスを作製することに成功した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Immunohistochemical investigation of mid-dermal elastolysis with a history of erythema2008

    • 著者名/発表者名
      Suda T, Hara H, Yoshitake M, Ohbayashi T, Nakamura T, Terui T.
    • 雑誌名

      American Jurnal of Dermatopathol 30

      ページ: 477-480

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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