プローブ光の走査と反射型回折格子による参照光の空間的な遅延をラインカメラで検出するライン検出型高速タイムドメイン光コヒーレンストモグラフィを開発した。画像処理として、参照光強度分布の除去、ハイパスフィルタ、ヒルベルト変換、対数変換を行う。これらの処理を並列処理が可能なGPUにより、高速に行った。ラインカメラ(500画素、47,000lines/s)を用いて測定したとき、横方向のデータ数500のOCT画像が、94フレーム/秒でリアルタイムに得られた。また検出感度は93dBと生体計測を行うのに十分な感度が得られた。
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