研究課題
若手研究(B)
流体環境下における精子運動性と機能分子との相関を知り、卵管内の力学的環境を反映させることが受精プロセスにとって重要であるか否かを分子生物学的に検証する。運動精子速度と頭部の蛍光強度の間には正の相関が見られ、流速が上昇すると運動精子の頭部が上流側に向くことが示唆された。精子固定時の流速上昇時に頭部および頸部の細胞内カルシウム濃度上昇が観察された。頭部と頸部で精子運動に関わるシグナル伝達が働いており、卵管内等の流体中を運動し受精するために必要な分子機能を備えていると推察される。
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Biophysical Journal 96巻
ページ: 630a
Fertility and Sterility 90巻
ページ: S241
http://rcis.vbl.okayama-u.ac.jp/RCIS/index.php?option=com_content&view=article&id=55:matsuura&catid=29:the-cms&Itemid=60)