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2009 年度 実績報告書

路面凹凸のない視覚障害者用横断歩道誘導帯に関する発展的研究 -改良と応用-

研究課題

研究課題/領域番号 20700461
研究機関横浜国立大学

研究代表者

太田 篤史  横浜国立大学, 工学研究院, 特別研究教員 (30343172)

キーワードユニバーサルデザイン / 視覚障害 / 横断歩道 / 誘導帯 / 誘導用ブロック / エスコートライン / エスコートゾーン
研究概要

路面に凹凸のない視覚障害者用誘導帯(フラット型エスコートライン、以下『FEL』と記す。ゴムチップおよびウレタン樹脂で形成、触感の違いで認知できる誘導帯)の改良と応用に関しての研究を行った。
改良に関しては、これまでに大学キャンパス内に設置してきた誘導帯の耐久性の観察を行ないながら、破損が著しくなった時点で、その観察から問題点・改良点・補修方法を検討する予定であった。年度当初は大きな破損はなく、その後、徐々に劣化が進む様子が観察された。補修方法検討前の年度末に加速度的に破損が進行し始めたため、改良方法もしくは補修そのものが可能か否かを含め補修方法について検討を行なっている。
応用に関しては、昨年度に引き続き歩道部分におけるキャッチブロックとしての利用可能性の検討を行なった。実験フィールドとして作成された模擬的な歩道上に通常の誘導用ブロックおよびFELをキャッチブロックとして設置し、視覚障害者に利用してもらった。白杖により十分な認知性があることは確認されたが、視覚障害者の多くは足による誘導ブロック認知に慣れているため、足での認知が難しい事に対しての不安を訴える報告もみられた。一方で、利用方法に慣れてしまえば問題ないのではとの意見も挙がった。今後は、他の情報(例えば既存の誘導用ブロック)との使い分けにによりより利用し易い敷設方法ついて検討すると共に、足裏でも認知し易いようなFELの仕様についても検討していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] フラット型視覚障害者用誘導帯FELのキャッチブロックとしての利用 歩行実験とヒアリングによる有効性の検証と誘導用ブロックとの比較2009

    • 著者名/発表者名
      當間勇樹・太田篤史
    • 学会等名
      日本建築学会大会(東北)
    • 発表場所
      仙台市・東北学院大学
    • 年月日
      2009-08-29

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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