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2009 年度 実績報告書

筋力向上を目的としたパワー測定・評価プロトコル

研究課題

研究課題/領域番号 20700508
研究機関愛知淑徳大学

研究代表者

村本 名史  山口福祉文化大学, ライフデザイン学部, 講師 (70454428)

キーワード大学ラグビー選手 / ベンチプレス / 挙上パワー
研究概要

一般男女学生を対象としてベンチプレスにおけるバーベル挙上動作の最大パワーの測定方法について検討した。負荷を男性は20kg、女性は10kgから5kgずつ増加させ、バーベル挙上動作の平均パワーをLDT (Linear Displacement Transducer)法によって計測した。なお、各被験者において最大挙上パワーを発揮した負荷を至適負荷とした。最大パワーは男性225.0±46.9W、女性91.9±20.0Wであり、至適負荷は男性26.0±4.8kg、女性12.5±3.4kgであった。また、最大パワーと体重には男性では高い相関があったが、女性では低い相関しか認められなかった。加えて、一般男性を対象として実施したベンチプレスについて、LDT法および2次元DLT (Direct Linear Transformation)法を用いてバーベル挙上動作の平均パワーおよび最大パワーについて検討した。バーベル重量を20kgから5kgずつ増加させ、最大努力でベンチプレスを実施させた。その結果、平均パワーはLDT法では176.0W、DLT法では181.7Wであり、最大パワーはLDT法では294.3W、DLT法では311.5Wであり、LDT法による計測値はDLT法に比べて有意に小さかった。これは、LDT法ではセンサーがコードの引き出しを感知するまでの遅れが存在したが、DLT法では動作開始からパワーが計測されたためだと考えられる。以上のことから、ベンチプレスにおいてLDT法によって求めたパワーはDLT法に比べて小さく算出される傾向があると推察される。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 一般学生のベンチプレスにおけるLDT法を用いた最大挙上パワー2009

    • 著者名/発表者名
      村本名史
    • 学会等名
      山口県体育学会
    • 発表場所
      山口大学
    • 年月日
      2009-12-13
  • [学会発表] ベンチプレスにおける挙上パワーのLDT法とDLT法による比較2009

    • 著者名/発表者名
      村本名史
    • 学会等名
      日本体育学会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2009-08-28

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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