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2008 年度 実績報告書

二重標識水法を用いた小児の日常生活におけるエネルギー消費量の評価

研究課題

研究課題/領域番号 20700537
研究機関愛知教育大学

研究代表者

寺本 圭輔  愛知教育大学, 教育学部, 講師 (70362308)

キーワード小児 / エネルギー消費量 / 二重標識水法
研究概要

二重標識水(Doubly Labeled Water ; DLW)法は, 1980年以降に用いられるようになった比較的新しい測定法で, 1990年代後半より研究報告は増加し, 海外では食事摂取基準算定のためのエネルギー消費量算出のために利用されている. しかし, 幼児から児童を対象とした研究は, 海外ではいくつか報告されているが, 我が国では我々が報告した1日総エネルギー消費量(Total Energy Expenditure ; TEE)のみであり, 1日総エネルギー消費量を安静時代謝量と活動エネルギー代謝量に分けて検討した報告は皆無である. 従って, 社会的背景から考えると, 小児期おけるTEEをDLW法を用いて明らかにするとともに, TEEを安静時代謝量(Resting Energy Expenditure ; REE)活動エネルギー代謝量(Physical Activity Energy Expenditure ; PAEE)に分けて検討することが必要である.
本研究は, DLW法を用いて小児期におけるTEEを算出し, 呼気ガス分析によりREEを, TEEとREEよりPAEEを算出し, この時期のエネルギー代謝について評価することを目的として研究を行った.
平成20年度の研究実績は, 研究準備, 測定であった. 測定は宮崎県延岡市の保育園において, 平成21年1月〜2月の期間に実施した. 対象者は保育園に在籍する3歳から5歳までの園児男女60名とし, 人体計測, 皮下脂肪厚, 身体組成測定, DLW法によるTEE, 呼気ガス分析によるREEを測定した. TEEは, 尿サンプルを安定同位体比質量分析計を用いて算出した.
平成21年の研究予定は, サンプルの分析, データ整理, 学会・論文等による公表である.

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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