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2008 年度 実績報告書

幼児の浮き指の実態および関連要因

研究課題

研究課題/領域番号 20700546
研究機関岐阜聖徳学園大学短期大学部

研究代表者

松田 繁樹  岐阜聖徳学園大学, 一般教育・教職, 専任講師 (60405058)

キーワード浮き指 / 幼児 / 性差 / 年齢差 / 左右差 / 体格
研究概要

本研究課題は,幼児の浮き指(足指が床面に接地しない指)の実態および浮き指に関連する要因を明らかにすることを目的にしている. 本年度は,3歳から6歳までの幼児579名(男児296名,女児283名)を対象に,幼児の浮き指の実態(性差,左右差,年齢差および体格との関係)を明らかにした. 足蹠投影機(ピドスコープVTS-151,サカモト社製)上に直立姿勢を保持した被験者の接地足蹠画像を撮影し,浮き指を分析した. 以下のような知見が得られた(結果の数値はすべて3〜6歳全体の結果). 浮き指を持つ者の割合は、男児では左足57.8%,右足59.1%,女児では左足53.0%,右足55.5%であった. 両足のうちどちらかに浮き指のあるものは,男児73.0%,女児69.3%であった,第5指に浮き指がある割合が大きく,男児では左足97.1%,右足92.0%,女児では左足97.3%,右足94.3%であった,次に第4指が多く,男児では左足24.6%,右足24.0%,女児では左足21.3%,右足19.7%であった,続いて第2指,第3指の順に多かった. 第1指に浮き指を持つ者は,男女それぞれ2人ずつであった. 片足における浮き指の本数は1本の者が多く,男児では左足72.5%,右足73.1%,女児では左足75,3%,右足77.7%であった. 浮き指を持つ者の割合に,性差,年齢差および左右差は認められなかった. 4歳後半男児のBMIおよび5歳後半女児の身長に浮き指の有無による体格差が認められたが,それ以外に差は認められなかった. 幼児の浮き指の実態に関する報告は乏しく,詳細なデータはなかったが,本結果により,幼児の浮き指の詳細な実態が明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 幼児の浮き趾の性差, 年齢差, 左右差および体格との関係2009

    • 著者名/発表者名
      松田繁樹, 出村慎一, 宮口和義, 春日晃章, 北林保, 青木宏樹, 山本裕太
    • 雑誌名

      教育医学 53(3)

      ページ: 198-205

    • 査読あり
  • [学会発表] 幼児の浮き趾の実態-男児を対象にして-2008

    • 著者名/発表者名
      松田繁樹, 出村慎一, 青木宏樹, 春日晃章
    • 学会等名
      第56回日本教育医学会
    • 発表場所
      大阪教育大学
    • 年月日
      2008-08-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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