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2008 年度 実績報告書

高自発運動ラットを用いたモノアミンによる自発運動及び内臓脂肪量調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20700551
研究機関徳島大学

研究代表者

馬渡 一諭  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (40352372)

キーワードモノアミン / 内臓脂肪 / 自発運動 / 肥満 / 脂質
研究概要

運動不足や身体活動量の低下に伴う慢性代謝性疾患の増加は、我が国における深刻な問題である。申請者らはこれまでに、活動モチベーション低下による運動不足の要因を解明するために、高い自発的運動を行うモデル動物・SPORTS(Spontaneously Running Tokushima-Shikoku)ラットを確立した。これまでに、このSPORTSラットの高自発運動性はモノアミン酸化酵素(MAO)の調節による脳内モノアミンの上昇が原因の1つであることを明らかにしている。このモデル動物の更なる解析から、モノアミン上昇が脂質代謝亢進を亢進させ、内臓脂肪量を調節している可能性を示唆する結果が得られため、同一のメディエーター(モノアミン)が自発運動と内臓脂肪量の両者を調節していると可能性が考えられた。SPORTS ratでは、脂肪組織でのβ-Adrenergic receptorを介するAMP-activated protein kinaseとAcetyl-CoA carboxylase活性の制御によって内臓脂肪量の調節していることが明らかになり、誌上にて報告した(Mawatari K et al. Obesity 2009, 17. 印刷中)。さらに自発運動や脂肪量調節には、ある脳神経系伝達物質が関与している可能性が強まり、詳細な作用機構を解析中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Beta-adrenergic-AMPK pathway phosphorylates acetyl-CoA carboxylase in a high epinephrine rat model, SPORTS2009

    • 著者名/発表者名
      Kazuaki Mawatari
    • 雑誌名

      Obesity 17(印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 運動習慣形成と脳内神経伝達物質2008

    • 著者名/発表者名
      中屋豊
    • 雑誌名

      臨床スポーツ医学 25

      ページ: 1181-1186

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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