1、昨年度に引き続き、家庭科教員を対象に聞き書き調査を実施した。家庭科教員が教科内のどの分野で授業を試みているのか、実践にいたる過程について、スクリプト分析を継続している。(5月末に学会誌への投稿予定) 2、家庭科において、性教育、男女平等に関する教育実践がどのように展開されているかについて、成果を学会にて報告したが、その後の調査を含め、学会誌に掲載した。 3、教員を対象とした民間団体のセミナー等で研究成果を報告した。 4、オーストラリアの教員向け指導書を翻訳したが、解説として本研究で得た知見をまとめ、掲載した。 5、昨年度から高校、大学の教員、研究者とともに、高校生、大学生を対象とした性教育テキストを作成中である。 6、昨年度に引き続き、家庭科教育における授業実践報告を、日本家庭科教育学会、日本家政学会、家庭科教育研究者連盟の機関誌および学会誌から収集、分析作業中である。これは学術分野と民間団体における実践報告を分析することにより、より相対的に実践報告の現状と課題を把握することを目的として継続・実施している。
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