研究課題
若手研究(B)
バルニフィカス感染性バクテリオファージの探索を行った。有明海の底泥より4種類のバクテリオファージの分離に成功した。分離バクテリオファージの宿主特異性を調べたところ、全バクテリオファージはVibrio vulnificus NBRC 15645^Tのみに感染することを明らかにした、また、分離バクテリオファージを電子顕微鏡で観察したところ、横輻約200 nm、高さ約800 nmのバクテリオファージであることが分かった。さらに、分離バクテリオファージの溶菌曲線を作成した。また、分離バクテリオファージのゲノム抽出を試みたが、十分な収量が得られなかった。一方、V.vulnificus ATCC27562^TおよびV.vulnificus K-6株の培養液をC57BL/J6マウスの後肢足底部への皮下注射を行い、バルニフィカス感染症動物実験の作成に成功した。さらに、V.vulnificus K-6株および感染性バクテリオファージを感染させたK-6株の溶原株(L-K-6株)をC57BL/J6マウスの足底部に皮下注射した。その結果、K-6株では6匹中4匹が死亡したが、L-K-6株では、6匹中全匹生存した。また、L-K-6株では、K-6株と比較して増殖速度の低下と溶血活性の上昇が観察された。
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