酵母テスター株を用いた食品、天然物由来の抗老化物質の探索

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20700600
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 食生活学
• 研究機関: 東京医療保健大学
• 研究代表者: 清水 雅富 東京医療保健大学, 医療保健学部, 講師 (90389841)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 抗老化物質 / DNA損傷 / ミトコンドリア / 天然物 / 出芽酵母 / 食品 / 抗変異原物質 / 突然変異

研究概要

天然物及び食品中からの抽出物について抗老化作用の検討を行った結果、ピーナッツ渋皮抽出物、トマト抽出物、かぼちゃ抽出物について出芽酵母に起こる突然変異を抑制する傾向が見られた。一方、茶葉抽出物については、突然変異を促進させる傾向が見られた。さらに突然変異に関わる候補物質の特定を行ったところ、ピーナッツ渋皮抽出物等に多く含まれているレスベラトロールに抗老化作用があることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Origins of age-related DNA damage and dietary strategies for its reduction (2010)
  • 著者名/発表者名: Gruz Petr、Masatomi Shimizu
  • 雑誌名: Rejuvenation Research 13 ページ: 285-287
  • 査読あり
• [雑誌論文] The effect of resveratrol on mutagenesis induced by azidoglycerol in Saccharomyces cerevisiae 7B (2008)
  • 著者名/発表者名: 清水雅富、Petr Gruz、碓井之雄
  • 雑誌名: 東京医療保健大学紀要 3 ページ: 23-28
  • 査読あり
• [学会発表] Origins of age-related DNA damage and dietary strategies for its reduction (2009)
  • 著者名/発表者名: Gruz, P., Shimizu, M., Usui, Y
  • 学会等名: Strategies for Engineered Negligible Senescence (SENS), Fourth Conference
  • 発表場所: Cambridge, England (Queens' College)
  • 年月日: 20090903-20090907
• [学会発表] Exclusive induction of G:C to A:T transitions in azide mutagenesis (2009)
  • 著者名/発表者名: Tatsuya Nishizawa, Natsuki Oyama, Yumiko Kashiwabara, Yuko Nagai, Akemi Hosoda, Masayo Ikeda, Petr Gruz, Masatomi Shimizu, Yukio Usui
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会
  • 発表場所: 神奈川県(パシフィコ横浜)
  • 年月日: 2009-12-10
• [学会発表] ヒトポリメラーゼeta R61残基の8oxodGTP取り込み特異性への寄与 (2008)
  • 著者名/発表者名: 片渕淳、佐々彰、清水雅富、益谷央豪、花岡文雄、能美健彦
  • 学会等名: 第51回日本放射線影響学会
  • 発表場所: 福岡県(北九州国際会議場)
  • 年月日: 2008-11-20
• [学会発表] 出芽酵母を用いた新規抗変異原物質のスクリーニング (2008)
  • 著者名/発表者名: 清水雅富、鐵真弓、大内美香、植原沙織、佐野恵美、駿河友子、朴良枝、Petr Gruz、碓井之雄
  • 学会等名: 第62回日本栄養食糧学会
  • 発表場所: 埼玉県(女子栄養大学)
  • 年月日: 2008-05-04