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2009 年度 実績報告書

ICタグを利用した生活習慣病予防のための栄養情報のユビキタス化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20700609
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

加藤 亮  武庫川女子大学, 生活環境学部, 助手 (30380025)

キーワード栄養指導 / ICタグ / 食事調査 / 栄養教育
研究概要

本年度はICタグとフードモデル、PC、ソフトウェアを組み合わせた新しい栄養指導ツール(SATシステム)について、昨年度明らかになったフードモデルの構成、食事調査方法の課題についての検討を行った。若年女性を対象とした妥当性検討では、複数日の食事調査想定した方法を行った。その結果、SATと妥当性が確認されている自記式食事歴調査票による調査結果との間に有意な相関関係が得られ、Pearsonの相関係数はそれぞれエネルギー(r=0.54)、たんぱく質(r=0.58)、脂質(r=0.53)、食物繊維(r=0.58)であった。調査時におけるフードモデルの選択方法を変更したことで、これまで行ってきた方法と比較して、習慣的な食事を診断する精度が向上した。フードモデルを選ぶだけで調査が可能であることから、自記式のアンケート調査票に比較して対象者と調査者にかかる負担が少ないほか、思い出しバイアスなども少ないと考えられた。
現在、地域で行われている主に中高年を対象とした保健活動でも、SATシステムを使用した食事調査、栄養教育を含むプログラムを実行中であり、データを解析する予定である。
今年度はICタグから得られた情報をどのようにモニタ上に表現するか、結果を出力する媒体をどのようなものにするかなど、栄養情報をより適切に対象者に伝えるための工夫について課題が見つかっており、来年度はそれらを検討する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] フードモデルとICタグを用いた新しい栄養指導ツールによる食事調査の妥当性―秤量法1日分との比較―2009

    • 著者名/発表者名
      加藤亮
    • 学会等名
      第56回日本栄養改善学会学術総会
    • 発表場所
      北海道札幌市札幌コンベンションセンター
    • 年月日
      2009-09-04

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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