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2009 年度 実績報告書

小・中学校理科における地層観察の実施とその支援方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20700626
研究機関大分大学

研究代表者

三次 徳二  大分大学, 教育福祉科学部, 准教授 (10298127)

キーワード地層観察 / 理科教育 / 地学 / 支援方法 / 科学教育
研究概要

地球の構成や活動を理解することは,小・中学校理科の地学分野において重要な目標である。この目標を達成する第一歩として,小・中学校の理科では身近な地域の地層観察を行い,大地の構成物質やその変動の証拠を野外で実物に触れながら学ぶこととしているが,多くの学校で実施できない状況にある。そのような状況から本研究では,小・中学校の理科の授業において,地層観察が実施できるようにするための方策を明らかにすることを目的としている。
本年度は研究計画の第2年目にあたり,前年度に引き続き,小・中学校における地層観察の実例について,学校ごとの事情も含めて教員からの聞き取り調査を行った。前年度と同様に,中学校を中心として地層観察を実施していない学校が多かった。それらの学校の教員からは,進学に関する事情や,地域の事情,生徒の状況に関する事情など多くの実施できない事情を聞き取ることが出来たが,教材に対する考え方などいくつかの疑問点もうまれた。これらの点は,助言指導を受けている国立教育政策研究所の研究官の方々とも協議し,教員の地学教材の特殊性に対する理解の不足が原因であることを推測した。
また,研究者に対する聞き取りでは,教員養成系大学・学部の教員を中心に進め,普及に関するいくつかの取り組みを行っているものの,十分ではないと考えている教員が多い。一方で,現在の小学校教員養成の仕組みに対して疑問を持っている教員も多く,そちらの方面からの検討を望む声が多かった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 親子化石掘り教室の取り組みと受講者の意識2010

    • 著者名/発表者名
      三次徳二
    • 雑誌名

      大分大学高等教育開発センター紀要 2

      ページ: 31-40

  • [雑誌論文] 小中一貫教育校における理科「地質分野」の実践2009

    • 著者名/発表者名
      曽根崎浩司・三次徳二
    • 雑誌名

      大分大学教育福祉科学部附属教育実践総合センター紀要 27

      ページ: 127-138

  • [学会発表] 新学習指導要領で目指すもの-高等学校理科「地学基礎」「地学」を中心に-2009

    • 著者名/発表者名
      三次徳二
    • 学会等名
      日本地質学会
    • 発表場所
      岡山理科大学
    • 年月日
      2009-09-06

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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