本研究では、小学校や中学校の理科出前授業で使用可能な、超伝導と燃料電池を用いた教材開発に取り組んだ。超伝導体を用いた教材に関しては、最高フィッシング(吊り下げ)力196g重(1.9N)、磁気浮上高さ13mmの性能を有する直径36mmφ、重量50gの溶融体型酸化物超伝導体を合成し、これらを用いて総重量250gの地球儀バルーンの吊り下げ実験に成功した。開発した教材を用いて平成22年3月の荒川区産業展では、小中学生用を対象にした実演を行った。固体酸化物燃料電池の教材開発に関しては、教材利用可能なNi+YSZ多孔質燃料極基板の開発に成功した。
|