研究概要 |
e-Learning教材への学習者の動機付けを高めるため,実際に下線引きによる学習支援システムを開発し,学生に対して実験を行った結果,下線引きに対するフィードバックが,予習条件,復習条件に限らず,達成度のフィードバックの有無が学習活動タイプに影響した結果であると示唆される.さらに,下線引き機能やフィードバック機能がある各群の学習者を4つのタイプに分類し、分析を行った結果,フィードバックがない場合はP型の学習活動タイプの傾向となり,フィードバックがある場合はR型の学習活動タイプとなる傾向がうかがえる.個々の学習者の教材への下線の引き方については,特にR型の学習活動タイプが,フィードバックのある学習を行う上で,最適かつ有効な学習活動であると考えられる.
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