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2010 年度 実績報告書

モチベーションと自己制御学習方略を考慮したブレンディッドラーニングの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 20700644
研究機関首都大学東京

研究代表者

北澤 武  首都大学東京, 大学教育センター, 准教授 (80453033)

キーワードモチベーション / 自己制御学習 / ブレンディッドラーニング / 初等教育 / 高等教育
研究概要

本研究では、eラーニングと対面授業を融合させたブレンディッドラーニング環境において、学習者のモチベーションや自己制御学習方略に関する学習者特性を考慮しながらeラーニングコンテンツを積極的に利用させる授業設計を検討し、かつ、それらが学習効果にどのような影響を与えるのか、追究することを目的とした。ブレンディッドラーニングの課題として、1)授業設計及びコンテンツの在り方の検討、2)学習者に応じた支援方法の検討、3)eラーニングコンテンツの積極的な利用の促進、4)講義型、演習型等、種々の対面授業の形態におけるブレンディッドラーニングの分析などが挙げられている(安達2007)。さらに、授業が進むにつれ、モチベーションが低下し、次第に授業時間外にeラーニングを利用しなくなる学生が存在することから、授業時間外にeラーニングを利用させる方略について検討することが求められている。本年度は、大学情報教育においてブレンディッドラーニング環境を構築し、eラーニングシステムを介して課題の成績や教員からのコメントを開示するフィードバックの効果について追究した。その結果、フィードバックの有無はeラーニングシステムの利用と授業の成績に直接的な影響を与えるとともに、その利用が課題や成績に対する意識に影響を与えることが分かった。さらに、その意識が自己調整学習に影響を与え、その結果、自己効力感が高まり、これが授業の成績に直接影響を与えるなどの因果関係が明らかになった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 大学情報教育のブレンディッドラーニング環境におけるeラーニングシステムを用いたフィードバックの効果2010

    • 著者名/発表者名
      北澤武, 永井正洋, 上野淳
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌

      巻: 34巻1号 ページ: 55-66

    • 査読あり
  • [学会発表] ブレンディッドラーニング環境におけるフィードバックの内容の違いが教員評価と授業満足度に与える影響2010

    • 著者名/発表者名
      北澤武, 永井正洋, 上野淳
    • 学会等名
      日本教育工学会第26回全国大会講演論文集
    • 発表場所
      金城学院大学
    • 年月日
      2010-09-18
  • [学会発表] 小学校特別支援教室におけるモバイル機器を利用した漢字学習支援の効果2010

    • 著者名/発表者名
      北澤武, 永井正洋
    • 学会等名
      日本教育情報学会第26回年会論文集
    • 発表場所
      岐阜女子大学
    • 年月日
      2010-08-21
  • [学会発表] Effects of feedback systems in blended learning environments : focus on Student satisfaction in Information Technology Education courses2010

    • 著者名/発表者名
      Kitazawa, T., Nagai, M., Ueno, J.
    • 学会等名
      Proceedings of the IADIS e-Learning 2010 (EL 2010) Conference
    • 発表場所
      Freiburg, Germany
    • 年月日
      2010-07-28
  • [図書] 電子黒板・デジタル教材活用事例集2011

    • 著者名/発表者名
      赤堀侃司編, 北澤武, ほか
    • 総ページ数
      206
    • 出版者
      教育開発研究所

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公開日: 2012-07-19  

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