大学教育で必要な数学能力習得のための誤り修正支援付適応型学習支援システムの構築

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20700650
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 教育工学
• 研究機関: 多摩大学
• 研究代表者: 大森 拓哉 多摩大学, 経営情報学部, 准教授 (80332617)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: テストレット / 適応型テスト / ベイジアンネットワーク / TRT / e-ラーニング

研究概要

本研究では、大学生の数学の能力に関して、どこまで理解しているか、どこでつまづいているかを診断し、学習が不十分なものに対しては適切なアドバイスを与えて習得を促す適応型学習支援システムを構築した。その際、従来では扱うことのできなかった大問・小問構造(テストレット形式)の問題を、ベイジアンネットワークモデルにより表現し、実在するペーパーテストの問題項目をCAT(コンピュータ適応型テスト)上に実装することができた。

研究成果

• [学会発表] Bayesian adaptive diagnoser of bug rules with tree structure model (2009)
  • 著者名/発表者名: Takuya OHMORI, Kazuo SHIGEMASU
  • 学会等名: The Fourth IASTED International Conference on Computational Intelligence
  • 発表場所: Hawaii, U.S.A.
  • 年月日: 2009-08-21
• [学会発表] テストレットモデルの母数のベイズ推論 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森一将、大森拓哉、繁桝算男
  • 学会等名: 第37回日本行動計量学科第37回大会
  • 発表場所: 大分大学
  • 年月日: 2009-08-04
• [学会発表] グラフィカルテストレットモデルによる適応型テストへの実データの適用 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大森拓哉、繁桝算男
  • 学会等名: 第37回日本行動計量学科第37回大会
  • 発表場所: 大分大学
  • 年月日: 2009-08-03
• [学会発表] Bayesian diagnostic model in testlet adaptive testing (2009)
  • 著者名/発表者名: Takuya OHMORI, Kazuo SHIGEMASU
  • 学会等名: International Meeting of the Psychometric Society
  • 発表場所: Cambridge, U.K.
  • 年月日: 2009-07-16
• [学会発表] 多次元潜在変数モデルによるバグルールの類型化の試み (2008)
  • 著者名/発表者名: 大森拓哉
  • 学会等名: 日本行動計量学会第36回大会
  • 発表場所: 成蹊大学(東京)
  • 年月日: 20080902-20080905
• [学会発表] A support system of students' error by probabilistic modeling (2008)
  • 著者名/発表者名: Takuya Ohmori
  • 学会等名: 28th International Congress of Psychology
  • 発表場所: Berlin, Germany
  • 年月日: 20080720-20080725
• [図書] 心理統計学-データ解析の基礎を学ぶ(心理学の世界専門編) (2008)
  • 著者名/発表者名: 繁桝算男、大森拓哉、橋本貴充
  • 総ページ数: 256
  • 出版者: 培風館