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2010 年度 実績報告書

ミュージアムにおける先端研究を反映させた展示解説システムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20700651
研究機関金城学院大学

研究代表者

岩崎 公弥子  金城学院大学, 現代文化学部, 准教授 (50345427)

キーワード教育工学 / デジタル教材 / バーチャルミュージアム
研究概要

本年度は、昨年度のシステム設計ならびにプロトタイプ開発に基づき、実証実験を繰り返した。
1.名古屋市科学館の市民の思い出に基づくバーチャルミュージアムの開発
名古屋市科学館の来館者調査、ならびに、市民の科学館に対する思い出アンケート(インタビュー)を実施し、「思い出」の収集を行った。「デジタルタイムカプセル」と称する本コンテンツは、市民等から集めた「思い出」をベースにしたバーチャルミュージアムである。市民の思い出分析により、本研究が軸とする来館者の博物館体験(Falk,John H.)と同様、来館者は、「個人的コンテクスト」「社会的コンテクスト」「物理的コンテクスト」に基づき、博物館体験を行っていることが明らかになった。そして、本研究では、思い出を「愛する」「学ぶ」「安らぐ」などの8つの動詞にグルーピングし、その思い出を表示させるバーチャルミュージアムを開発した。なお、本コンテンツは、名古屋市科学館の1展示物として展示されている。
2.専門家の知見と資料を融合させた里山を案内する解説ガイドシステムの開発
金城学院大学内には広大な里山が残っている。その里山を専門家の知見と資料を融合させ、ガイドする展示解説システムを開発した。単に動植物を紹介する図鑑的なガイドではなく、「個人的コンテクスト」「ストーリー性」をキーワードに、物語を読むような感覚で里山を楽しむことができる工夫を施した。具体的には、iPod touch (Apple社)の携帯端末を使い、3つのストーリーに基づき解説するシステムを開発し、利用者から高い評価を得た。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 里山の資源を活用した教育活動の実践2011

    • 著者名/発表者名
      岩崎公弥子, 小野知洋, 河村典久, 柳谷勝
    • 雑誌名

      金城学院大学論集

      巻: 7巻2号

  • [学会発表] 思い出をベースにしたバーチャルミュージアムの提案と開発2010

    • 著者名/発表者名
      岩崎公弥子, 後藤昌人, 遠藤守, 毛利勝廣, 安田孝美
    • 学会等名
      日本社会情報学会
    • 発表場所
      長崎県立大学シーボルト校(長崎県)
    • 年月日
      2010-09-05
  • [学会発表] 市民の思い出をベースにした名古屋市科学館バーチャルミュージアムの開発2010

    • 著者名/発表者名
      吉田杏奈, 岩崎公弥子(他14名)
    • 学会等名
      PCカンファレンス
    • 発表場所
      東北大学(宮城県)
    • 年月日
      2010-08-08
  • [学会発表] 里山の環境教育-iPod touchアプリケーションの開発と利用実践2010

    • 著者名/発表者名
      松山愛子, 森月綾美, 小野知洋, 岩崎公弥子
    • 学会等名
      PCカンファレンス
    • 発表場所
      東北大学(宮城県)
    • 年月日
      2010-08-08
  • [備考]

    • URL

      http://www.kinjo-u.ac.jp/satoyama/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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