研究課題
若手研究(B)
放射線や化学療法で生じる宿酔には脳内で産生する炎症性サイトカイン(IL-1β、TNF-α、COX-2)が関与すると考え、いずれのサイトカインが重要か検討した。ドセタキセル、シクロホスファミド投与によりラットは宿酔を発症したが、COX-2はドセタキセルのみで発現し、シクロホスファミドではTNF-αが発現した。実際、COX-2阻害剤はドセタキセルによる宿酔のみ抑制した。以上の結果から、脳内でドセタキセルにはCOX-2が、シクロホスファミドにはTNF-αが、発症に関与していることが示唆された。
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Journal of Pharmacological and Toxicological Methods (in press)
Journal of Pharmacological Sciences 109号4巻
ページ: 631-634