構造規制ナノ粒子は触媒や機能性材料として期待されている。そこで本研究では、構造規制したAg およびPtナノ粒子に注目し、電気化学的な表面構造の評価や振動分光を用いた触媒活性の反応サイトの評価を行なった。立方体型Ag ナノ粒子の表面は(100)面が露出していることを明らかにした。一方、立方体型Pt ナノ粒子では、(100)面にステップ構造を持っており、立方八面体型Pt 微粒子は平坦な(100)および(111)表面が露出していることを明らかにした。Pt 微粒子に関してCO酸化の赤外分光測定を行なったところ、微粒子のエッジ部に吸着したCOが優先的に酸化されることを明らかにした。
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