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2008 年度 実績報告書

異なる製品再生ライフサイクルを考慮した循環型生産システムのモデル化と設計

研究課題

研究課題/領域番号 20710122
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

山田 哲男  武蔵工業大学, 環境情報学部, 講師 (90334581)

キーワード循環型生産システム / 製品ライフサイクルマネジメント / リユース・リサイクル / 分解生産システム / 組立生産システム / 環境 / 経営工学 / シミュレーション
研究概要

地球環境問題は21世紀に入りますます深刻化しており、我々人類の生活を支える多様な工業製品は環境に調和しかつ経済的な生産活動によって生み出されなければならない。製品の組立と分解から成る循環型生産システムの構築は急務であるが、効率性の観点からもシステム設計が行われなければならない。本研究では、製品ごとに異なる再生ライフサイクルを考慮し、素材の価値や利益、リードタイムなど市場価値の観点から、組立と分解から成る循環型生産システムのモデル化を行う。さらに、製品・再生・分解組立システム特徴の観点から、製品ごとにリユースとリサイクルに分類して循環型生産システムの設計基準を明らかにする。
本年度は、循環型生産システムのモデルや設計基準に反映させるために、実際にリユースやリサイクルを行っている製品とシステムの国内事例を取り上げ、製品ごとに異なる再生ライフサイクルを考慮した循環型生産システムの設計課題をまとめた。組立と分解のシステムについては、生産シミュレーションによるモデル化を行い、基本的なシステム性能の分析を行った。また、製品ごとに異なる再生ライフサイクルを市場価値の観点から考慮するために、研究準備としてソフトウェアの導入や操作トレーニングを行った。さらに、アジアや国内の先端研究・生産拠点等(韓国4箇所、国内2箇所)を訪問するとともに、欧・北南米・亜の海外研究者らと持続可能な生産について最新の情報収集や意見交換を行った。研究成果の一部は、論文誌等への掲載のほか、国際会議で基調講演や研究発表を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 循環型生産システムの国内事例と異なる製品再生ライフサイクルを考慮した設計課題2009

    • 著者名/発表者名
      山田哲男
    • 雑誌名

      武蔵工業大学環境情報学部紀要 第10号

      ページ: 100-107

  • [雑誌論文] 需要変化のもとでの効率的組立システムの比較研究2008

    • 著者名/発表者名
      山田哲男, 掛札智美, 長友寛, 松井正之
    • 雑誌名

      日本経営工学会論文誌 Vol.59

      ページ: 1-10

    • 査読あり
  • [学会発表] A Simulation-based Analysis for Disassembly Systems with Reverse Blocking2008

    • 著者名/発表者名
      T Yamada
    • 学会等名
      APIEMS 2008(The 9th Asia Pacific Industrial Engineering & Management Systems Conference)
    • 発表場所
      Indonesia, Bali
    • 年月日
      20081203-05
  • [学会発表] Inverse Manufacturing Systems with Different Product Recovery Lifecycle : Japanese Cases and a Concept2008

    • 著者名/発表者名
      T. Yamada
    • 学会等名
      Global Conference on Sustainable Product Development and Life Cycle Engineering, SUSTAINABILITY and REMANUFACTRUING VI
    • 発表場所
      Korea, Pusan
    • 年月日
      20080928-1001

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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