研究課題
若手研究(B)
インドネシア東ジャワ泥水流出災害(LUSI)地域の堆積岩を用いて、室内実験により流体移動特性の測定を行い、同地域における間隙水圧の発達過程について考察を行った。その結果、噴出した泥の起源となる層準の透水係数が非常に低いことと、同層準の堆積速度が速いことが高間隙水圧層の発達に大きく寄与することがわかった。また泥水のレオロジー測定により、泥は含水率が高く、変形歪量が多いほど粘性率が小さくなることがわかった。以上から、高間隙水圧の発達と深部からの水の流入による泥層強度の弱化が泥水流出災害の原因の一つと考えられる。
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Journal of Geophysical Research
Engineering Geology 116
ページ: 73-85
Geochem. Geophys. Geosyst. 10
ページ: Q04013