• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

滋賀県の近現代史における在日朝鮮人・朝鮮に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 20710193
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

河 かおる  滋賀県立大学, 人間文化学部, 講師 (30316939)

キーワード在日朝鮮人 / 東アジア / 地域社会 / 朝鮮史 / 植民地
研究概要

本年度は主に次のような研究活動を行った。(1)滋賀県県政史料室における資料調査。公開されている1945年以前の資料を順次閲覧し、朝鮮(人)関係の記載がある資料について写真撮影し目録データを入力した。(2)守山市の江州煉瓦株式会社に関する文献・資料調査および聞き取り調査。戦前の従業員の半数程度は朝鮮人であった等の証言を得る。(3)自治体史執筆委員として閲覧の便宜が得られる旧能登川町関連の資料調査。戦後に朝鮮人団体が提出した請願書等の貴重な資料が見つかる。(4)土倉鉱山に関する文献・資料調査。同鉱山をフィールドワーク対象とした人権研修の講師をする。(5)県内の捕虜収容所跡地を巡るフィールドワークに講師として参加したことがきっかけとし、関連する文献・資料の調査を行った。敗戦直前の時期に、滋賀県内には連合軍捕虜収容所が三箇所つくられ、捕虜はすべて内湖干拓事業に従事していた。その中でも小中の湖で捕虜と共に干拓事業に従事した経験のある朝鮮人に聞き取り調査を行った。連合軍捕虜収容所については、本研究申請時には主要なサブテーマとしてとらえていなかったが、興味深い素材であることがわかり、今後も調査を続けたい。(6)本研究をすすめていくにあたり参照すべきと思われる書籍を収集した。(7)申請者の所属大学が所蔵する朴慶植文庫の未整理資料の整理を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 朝鮮近現代史に関するデータベース2010

    • 著者名/発表者名
      河かおる
    • 雑誌名

      日本歴史 740

      ページ: 41-48

  • [備考] 「滋賀県在住在日コリアン高齢者の生活実態に関する調査報告書」滋賀コリアン生活サポートセンター発行、2009年10月、全138頁(全体の執筆・編集を担当)

  • [備考] シンポジウム「行ってみよう!滋賀の朝鮮学校へ」(主催:同実行委員会、2009年6月28日開催)に実行委員として企画運営に携わり、パネリストとして発表、当目配布資料の編集作成にあたる。

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2014-03-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi