本研究は、都市化と工業化が進展し、縮小する農業部門の出身者がどのような地域間・産業間・職業間の移動を実現しているのかを明らかにしようとするものである。研究計画は以下の3つの部分からなる。 (1)都市と農村の労働市場の職業階層の概念化 (2)学校から労働市場への参入ルート分析 (3)農村と都市における出稼ぎ労働者へのインタビュー調査 初年度(H20年度)にこのうち、(1)と(2)の作業を進め、作業枠組みを設定する。H21年度は(3)のうちの農村調査を行う。H22年度に引き続き、(3)のうちの都市調査を行う。最終年度(H23年度)は研究成果の最終的なまとめを行い、追加調査が必要な事項についての補足調査を実施する。
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