研究課題
若手研究(B)
本研究は、ダルマキールティの『プラマーナ・ヴァールッティカ』第三章後半ならびにラトナキールティの『多様不二照明論』の解読研究に基づき、外界対象、形象、自己認識という三要素を整合的に理解する方策、ならびに形象真実論と形象虚偽論との対立に絡む概念知の働きを解明した。また、W・セラーズによって提起された「所与の神話」とも重なる論点に関連して、解脱論と結びつく合理性を考える仏教認識論の体系では、形象は経験的知識の基礎づけの役割を担うわけではないことが明らかにされた。
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南アジア古典学 第6号
ページ: 51-92
人文科学論集<人間情報学科篇> (信州大学) 第45巻
ページ: 23-41
in Journal of Indian Philosophy 38
ページ: 261-277
人文科学論集<人間情報学科篇> (信州大学) 第44巻
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印度学仏教学研究 第56巻第1号
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in Studies in Logic: Logic, Navya-Ny.ya & Applications: Homage to Bimal Krishna Matilal
ページ: 205-216