本研究の目的は国連の様々な活動、とりわけ人道支援、平和構築の活動における宗教の貢献・関与について調査を行う予定です。そのために、国連の活動に関わっている宗教団体を選定して調査を行うことにしました。日本の新宗教系の教団は特に国連の平和活動に従事しています。国連の付属機関であるWCRP(World Conference of Religion and Peace)への立正佼成会及び妙智会の関わり合いについて調査しました。また、創価学会インターナジョナルによる国連への平和宣言の提案とそれをめぐる当教団の活動について調査を行いました。さらに、ヒンドゥー教の教団であるBharat Sevashram SanghaおよびArt of Livingの国連関連の活動について調査を行いました。また、方法論は当事者へのインタビュー及び現地での活動見学を行いました。調査の対処地域は日本とインドでした。
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