研究課題
若手研究(B)
本研究はイタリア南部の民俗芸能を対象とし、その音楽・舞踊の構造や美学を地域文化の一環として読み解くものである。フィールドワークに基づき、複数の村(地方)の音楽・舞踊の比較分析を行った結果、第一に民俗芸能へ昇華された身体表現・コミュニケーションの存在、第二にその地域性(村ごとの独自性)、そして第三に民俗芸能研究に不可欠な「伝統」概念の多義性を明らかにした。とくに「伝統」概念に関しては、複数の主体(エイジェント)の異なる視点を想定した、新たな解釈の枠組みを提起した。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
横浜国立大学教育人間科学部紀要II(人文科学) 12巻
ページ: 13-22
舞踊學 第31号
ページ: 10-21