研究課題
若手研究(B)
本研究では、1925年から1930年まで東京で活動した劇団「心座」の実態を、「上演」という側面から考察した。具体的には、村山知義や舟橋聖一の上演作品の再構築を実証的に行い、彼らと歌舞伎俳優が近代劇という場で接触することで、いかなる問題があらわれたのかということを考察した。同時に、当該の上演が依拠する創作理念の複合性についても明らかにした。長らく等閑に付されてきた心座をこうした文脈において「再発見」したことは、これまでの近代日本演劇研究に新しい視座をもたらすものといえる。
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演劇学論叢(大阪大学大学院文学研究科発行) 第11号
ページ: 234-247
季論21(季論21編集委員会) 第6号
ページ: 154-163
近現代演劇研究(日本演劇学会分科会近現代演劇研究会発行) 第2号
ページ: 19-31