研究課題
若手研究(B)
昭和戦前期までの日本において、西洋音楽がどのように演奏され、定着していったのかという受容過程を解明するため、西洋音楽の一ジャンルであるオーケストラ音楽のレパートリー形成の要因を実証的手法により検証した。東京及び地方都市に設立された複数の学生オーケストラの演奏会レパートリーをサンプルとして分析した結果、1920年代から1930年代にかけて、古典派音楽を核とするレパートリーの標準化が進むこと、演奏会での曲目選択は音楽雑誌や国産レコード等のメディアと強い影響関係を持つことが検証された。
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音楽学 第55巻2号
ページ: 53-67
民族藝術 第24号
ページ: 159-165