現代イランにおける「詩の夕べ」の社会的・文化的機能の研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20720095
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 各国文学・文学論
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 前田 君江 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 非常勤講師 (40466818)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: イラン / ペルシア / 中東 / 詩 / 現代詩

研究概要

1960-70年代を中心とした「詩の夕べ」という文化的イベントの現代詩における意義と、反パフラヴィー朝運動が高まっていく時期の政治的背景と聴衆の不満のはけ口という社会的要因を分析し明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] ペルシア語訳『法華経』とホウゼ発の仏教講義・仏教書 (2011)
  • 著者名/発表者名: 前田君江
  • 雑誌名: オリエント 巻: 54巻第2号 ページ: 123-126
• [雑誌論文] ゴルシーリー小説『公序良俗小説』をめぐって～訳文と作品解題～ (2010)
  • 著者名/発表者名: 石井・啓一郎・前田君江
  • 雑誌名: イラン研究(大阪大学大学院言語文化研究科・言語社会専攻・専攻言語ペルシア語) 巻: 第6号 ページ: 27-40
• [学会発表] 1979年の詩『この行き止まりで』(アフマド・シャームルー)の受容と技法-革命から「緑の運動」まで (2012)
  • 著者名/発表者名: 前田君江
  • 学会等名: イラン研究会
  • 発表場所: 東京外国語大学
  • 年月日: 20120331-0401
• [学会発表] イラン国民的詩人の肖像-アフマド・シャームルー(1925-2000) (2012)
  • 著者名/発表者名: 前田君江
  • 学会等名: 現代中東文学研究会
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2012-01-22
• [学会発表] 「Images of Women in Poetry of Ahmad Shamlu : from' Fresh Air' to Ayda」(ペルシア語)、国際ワークショップ「語り手と女:ジェンダーを巡るイランの文学的言説の研究」 (2010)
  • 著者名/発表者名: 前田君江
  • 学会等名: 科研費基盤研究B
  • 発表場所: 大阪大学(吹田キャンパス)
  • 年月日: 2010-11-27
• [学会発表] 詩人アフマド・レザー・アフマディー(2010年国際アンデルセン賞候補)の童話の世界 (2010)
  • 著者名/発表者名: 前田君江
  • 学会等名: イラン研究会
  • 発表場所: 大東文化大学(板橋校舎)
  • 年月日: 2010-03-28
• [図書] イラン現代詩集 (2009)
  • 著者名/発表者名: 鈴木珠里、前田君江、中村菜穂、ファルズィン・ファルド
  • 出版者: 土曜美術社出版販売
• [備考] 前田君江「ノー・フォト-イランの詩の物語(1)」2009/12
  • URL: http://www.mi-te-press.net/essay/bn0912.html
• [備考] 前田君江「七つの日、七つのいろ-イランの詩の物語(2)」2010/6
  • URL: http://www.mi-te-press.net/essay/bn1006.html
• [備考] 前田君江「『ペルシア猫を誰も知らない』脚本を書いた発禁小説家」2010/12
  • URL: http://www.mi-te-press.net/essay/bn1012.html
• [備考] 前田君江「詩は唄う(1)-詩とリフレイン」2011/6
  • URL: http://www.mi-te-press.net/essay/bn1106.html
• [備考] 前田君江「詩は唄う(2)-詩とリフレイン・その2」2011/12
  • URL: http://www.mi-te-press.net/essay/bn1112.html
• [備考] 前田君江「(解説)真珠の首飾りの破壊者たち～ペルシア新体詩の誕生」『現代イラン詩集』(鈴木珠里、前田君江、中村菜穂、ファルズィン・ファルド共著・共訳)『イラン現代詩集』土曜美術社出版販売, 2009. pp.126-131