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2008 年度 実績報告書

中華民国期京劇の舞台装置に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20720098
研究機関福井大学

研究代表者

田村 容子  福井大学, 教育地域科学部, 講師 (10434359)

キーワード京劇 / 中華民国 / 舞台装置 / 劇場 / 上海 / 北京 / 天津 / 中国演劇
研究概要

本研究は、中華民国期京劇の舞台装置について、主として西洋式劇場において用いられた新式舞台装置の実態の解明に焦点を絞り、図像による視覚的資料と文字による文献資料の両面から調査を行うものである。調査は主に次の三点について、二年間にわたって行う。1中華民国初期(1910-1920年代)上海における京劇の舞台装置について、2中華民国中・後期(1930-1940年代)上海における京劇の舞台装置について、3中華民国期北方(北京・天津)における京劇の舞台装置について。
最終的には、中華民国期上海における京劇の新式舞台装置の発生と北方への伝播の流れ、および中華民国期における舞台装置の発展がもたらす京劇の総合芸術化と「新劇」との関連、の二点についてその詳細を明らかにする。
本年度は1について大阪市立大学図書館・早稲田大学演劇博物館において中華民国初期〜中期の上海の舞台装置に関する調査を行ったほか、東北大学付属図書館において清末・民国期中国伝統演劇関連資料調査を、中国・上海図書館において中華民国初期〜中期の劇場に関するマイクロフィルム閲覧を行った。2については台湾の国立台湾大学図書館・国家図書館において1930-1940年代の上海京劇の舞台装置に関する資料調査を行った。3については『順天時報』の新聞記事にもとづき関連記事のデータベース化作業を行っている。
これらの研究の成果として、平成20年12月13日、福井大学言語文化学会において「清末民初の北京の劇場について」と題する口頭発表を行った。当該発表は平成21年度に論文としてまとめる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 清末民初の北京の劇場について2008

    • 著者名/発表者名
      田村容子
    • 学会等名
      福井大学言語文化学会
    • 発表場所
      福井大学文京キャンパス
    • 年月日
      2008-12-13

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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