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2008 年度 実績報告書

イテリメン語の音声・映像資料およびテキストコーパスに基づく記述言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20720102
研究機関千葉大学

研究代表者

小野 智香子  千葉大学, 大学院・人文社会科学研究科, 特任教員 (50466728)

キーワード言語学 / 危機言語 / イテリメン語 / チュクチ・カムチャツカ諸語 / ロシア / 記述言語学 / テキストコーパス / フィールド調査
研究概要

イテリメン語を含むチュクチ・カムチャツカ諸語(チュクチ語, コリャーク語, ケレク語, アリュートル語)の系統関係および接触・借用関係を明らかにし, 言語接触と言語変化のプロセスの解明に迫るため, 資料が少なく解明の遅れている「イテリメン語」について, これまでに出版されたテキスト及び実際にフィールド調査によって得られた一次資料である「音声データ」「映像データ」に基づき「イテリメン語テキストコーパス」の整備を行った。
具体的には、過去に記録されたアナログオーディオテープによる録音音声や, アナログビデオテープによる録画映像のデジタル化を行い, 過去に記録されたDATによる録音音声や, デジタルビデオテープによる録画映像をコンピュータで処理できるように加工し, 音声を抽出して, イテリメン語テキストの文字起こしを行った。また, これまでに出版されたイテリメン語テキストを収集し, コンピュータによりテキストを入力して電子データ化を進めた。さらに平成20年8月〜9月に, イテリメン語話者の居住地であるロシア連邦カムチャツカ地方チギリ村においてフィールド調査を実施した。ここではイテリメン語話者との面接調査, 複数の話者による会話の録音・録画, 単独の話者による録音・録画を行い, 新たなイテリメン語音声データおよび映像データを収集した。本調査では、合計約30時間分の録音データおよび約2時間の録画データが得られた。
また電子化処理・加工したイテリメン語テキストを分析し、その一部を研究成果として公開した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] イテリメン語テキスト3(イテリメンの民族料理 : 1)2009

    • 著者名/発表者名
      小野智香子
    • 雑誌名

      ユーラシア言語文化論集 第11号

      ページ: 151-164

  • [備考]

    • URL

      http://homepage.mac.com/chono/Chikako_Ono/

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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