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2008 年度 実績報告書

小学校英語教育における児童生徒の非言語学的要因に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20720151
研究機関足利工業大学

研究代表者

中山 晃  足利工業大学, 工学部, 准教授 (70364495)

キーワード小学校 / 英語教育 / 教育心理学
研究概要

本研究は小学校英語教育における、児童生徒の非言語字的要因(学習動機や学習観、学習不安、学習方略等)の役割を把握することを目的とした3ヶ年計画の研究である。今日、小学校における英語活動の設備・環境が順次整っていく中で、彼らがどのような意欲(動機や態度)を持ち、どのように英語学習を考え(言語学習観)、どのような不安を感じ(情意)、どのように勉強してゆくのか(学習方略)、その要因を探索し、整理しながらそうした要因への教育的介入可能性を見出そうとする研究である。
以上の目的を達成するために、本年度(研究初年度)は(1)小学校英語教育における児童・生徒の非言語学的要因を扱った研究の文献研究と、(2)研究を進める上で必要不可欠である調査参加者の確保、(3)調査で使用する各質問紙(学習動機、学習不安、学習観、学習方略)の作成を行った。
さらに、3年後の必修化にともない、小学校での英語活動が過渡期にあることを踏まえ、教員向けの研修会に参加し、児童生徒の心理面に対する対応や動機付けなどに関連した最新情報や資料の収集を行った。また、特別支援学級における英語活動についても、授業観察とその指導者にインタビューを行い、活動の様子や心理面での変化などについて情報を収集した。
文献調査結果と研修会での現場の意見から、小学校における英語活動については、心理面において肯定的な結果と変化を及ぼさないという結果が混在しており、またその評価も研究者間で一貫していないことがわかった。特別支援学級における英語活動については、実践例が少なく、教育現場には様々な課題があることがわかった。必修化を目前に控え、こうした点についての更なる研究が必要であることが伺えた。
なお、本年度の調査(文献調査とインタビュー)結果とまとめについては、既に国際学会(LPLL2009 : アイルランド)へプロポーザルを提出し、採択されており、来年度に発表予定である。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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