今年度の研究計画に基づき、2008年度の調査で得られたデータの分析を進めていく上で浮かび上がった問題点を解明すべくフォローアップ調査を実施した。 当初の調査先としては、これまで数回に渡り実施してきたオーストラリアの研究機関か、又はニュージーランドの大学等オセアニア圏を念頭に準備を進めていたものの、災害や天候不順などのアクシデントに見舞われ、やむなく今回の調査先は日本から最も近い英語圏の一つであるグアムに変更することになった。調査の実施にあたっては綿密な計画の元、現地のグアム大学の教授及びスタッフと何度もやり取りを重ねながら入念な準備を行った。 そして年度末の3月に現地に赴き、先行テスト、Acceptability judgment test等を実施した。あいにく、滞在日数も長く取れず、しかも授業の合間を縫っての実施だったため、スケジュール的には厳しかったものの、グアム大学の教授陣及び学生さんから温かいご協力、ご支援をいただき、無事目標人数に達することができた。今回は諸事情からこれまで実施してきたオセアニアでの調査を断念し、一番近い英語圏であるグアムの大学を訪問することになったが、効率良くデータ収集できたため、再度実施しようと考えている。現在データを分析がほぼ終了し、雑誌に近く投稿する予定である。
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