研究概要 |
本研究では第二言語における形態素の習得について調査した。具体的にはこれまでの先行研究の結果に基づいて提唱された二つの仮説、Representational Deficit Hypothesis(RDH)(Hawkins, 2001 ; Hawkins & Liszka, 2003)とProsodic Transfer Hypothesis(PTH)(Goad, Steel & White, 2003 ; Goad & White, 2004 ; 2006)の検証を行った。中国語話者を被験者に実験を行った結果、筆記テストと発話テストにおいて正確に過去形を産出することができる中国語話者がおり、本研究においてはPTHの仮説が有力という結果が得られた。
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