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2009 年度 実績報告書

高等専門学校生のニーズに応じたタスクの開発とその実施効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20720160
研究機関茨城工業高等専門学校

研究代表者

杉浦 理恵  東海大学, 国際文化学部, 准教授 (60413738)

キーワード英語教育 / カリキュラム / ニーズ分析 / タスク
研究概要

本研究の目的は、高等専門学校の学生を対象とし、英語学習のニーズ分析を行い、その結果に基づいて、第二言語習得理論研究の分野で言語習得に効果的であると議論されている「タスクを中心とした指導(Task-Based Instruction)」の具体的な指導を考案・実施することであった。特に、本研究では、高専で実施されているICT(Information Communication and Technology)の専門教育の内容を取り入れ、高専生のニーズに応じたカリキュラムを提案することを試みた。平成21年度は、高等専門学校生を対象に英語学習に関するニーズ分析を実施した結果に基づき、タスクの開発を行った。ニーズ分析では、多くの学生がコミュニケーションを意識した学習の必要性を感じながらも、語彙や文法の知識の不足を強く感じていること、高学年は低学年と比較して、より社会や専門教育に関連した内容を英語学習においても学びたいと考えていることが明らかになった。このような結果を踏まえ、高等専門学校に適していると考えられるタスクを考案し、実践した。また、「タスクを中心とした指導」は、海外の英語教育でも実践が始まっていることから、台湾、アメリカ、ベルギーといった諸外国でのカリキュラムを研究し、日本の英語教育への応用性を検討した。ニーズ分析やタスクの実践、諸外国での研究成果を踏まえ、高等専門学校の低学年においては意味内容の伝達を中心としながらも、文法にも意識を向けさせるタスク(focused task)を、また高学年では、各学生の専門の研究内容を英語で発表する等の現実の課題に即したタスクをカリキュラムに取り入れることが有効であると言える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 台湾の英語教育の課題から学ぶ日本の英語教育-「第一回中日英語教育研究会」からの示唆2009

    • 著者名/発表者名
      今井典子・杉浦理恵・奥村耕一・高島英幸
    • 雑誌名

      教職研修 7月号

      ページ: 82-86

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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