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2010 年度 研究成果報告書

日中戦争期のアメリカ外交における中ソ関係の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20720163
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 史学一般
研究機関千葉大学

研究代表者

小倉 佳絵  千葉大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教 (10334591)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワードグローバル化 / 多国間関係
研究概要

アメリカは日中戦争期にソ連が唯一の主要な中国支援国となることにも警戒感を見せず、独ソ不可侵協定後も極東ではソ連が中国を支援し続けると考え、日ソ合意の可能性は乏しいと認識していたことが明らかになった。その結果、アメリカはドイツがヨーロッパで攻勢を開始しても、対日強硬姿勢を変えず、日本の攻撃を恐れるオーストラリアを困惑させた。アメリカが自らの積極的関与を避け、日中戦争の継続を支持する姿勢を示したことは日中英関係の全面的解決を望んでいたオーストラリアをして次善の策として日中戦争の継続を支持せざるを得ない状況に追い込み、太平洋における宥和の可能性を小さくしたと言える。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 日中戦争におけるアメリカの対ドイツ・ソ連認識2009

    • 著者名/発表者名
      高光佳絵
    • 雑誌名

      軍事史学 第45巻3号

      ページ: 29-46

    • 査読あり
  • [学会発表] アメリカ外交における日中戦争の位置づけとその変容2008

    • 学会等名
      日中歴史研究者フォーラム
    • 発表場所
      慶應義塾大学
    • 年月日
      2008-12-06
  • [図書] 1920年代の日本と国際関係(「ホーンベックの非政府組織への期待と初期太平洋問題調査会(IPR)」)(杉田米行編)2011

    • 著者名/発表者名
      高光佳絵
    • 総ページ数
      211-232
    • 出版者
      春風社
  • [図書] アメリカ外交の分析(1930年代におけるアメリカの中国認識と対日政策)(杉田米行編)2008

    • 著者名/発表者名
      高光佳絵
    • 総ページ数
      93-116
    • 出版者
      大学教育出版

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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